4月分の進捗報告

YU-RIS備忘録【マクロのすすめ】

こんばんは、笹音です。

今日のスクショ。エイプリルフールゲームっぽい選択肢です。

体験版作業が一段落しましたので本編のスクリプトを進めつつ紹介HPを作ったりしています。

体験版申請までは公開しないのでまだローカル環境で動かしてるだけなんですけど、なんというかいよいよなんだなぁと実感が湧いてきますね。
嬉しいような怖いような……よくわからない心境です!


マクロについて

今日はマクロについて書いてみようと思います。
マクロってなんぞや、というのは他のエンジンやソフトウェアにもあると思うので割愛します。YU-RISでの役割や動作についてはERISではなくYU-RISのコマンドリファレンスに詳細があります。
→ YU-RIS公式サイトより:YU-RIS マニュアル
その他命令>MACRO[]と進んでください。
上記ページからの引用ですが

YU-RIS のマクロは基本的に「置換処理をするマクロ」ですが、
パラメータを利用することにより「疑似関数マクロ」として使うことも出来ます。

とのこと。これが超便利で、私は大量に登録しています。
たとえばカメラを動かしたい時。本来であれば「座標指定」「カメラ演出実行」「(必要に応じて)演出終了待ちウェイト」と2~3つの命令を書く必要がありますが、予めマクロとして定義しておけば1行で完結してしまうわけです。

例:
macro[name="カメラ移動" str="\CM.ZXYZ($_M,$_M2,$_M3,$_M4,$_M5)\CM.GO" DEF5="3"]//ウェイトなし
macro[name="カメラ移動w" str="\CM.ZXYZ($_M,$_M2,$_M3,$_M4,$_M5)\CM.GO\CM.WA(,1)" DEF5="3"]//ウェイトあり
macro[name="カメラリセット" str="\CM.ZXYZ(0, 0, 0, $_M, $_M2)\CM.GO" DEF5="3"]//ウェイトなし
macro[name="カメラリセットw" str="\CM.ZXYZ(0, 0, 0, $_M, $_M2)\CM.GO\CM.WA(,1)" DEF5="3"]//ウェイトあり

上の例は実際に私が定義してるマクロです。マクロ名に半角と全角が混在できないため「w」は全角にしています。
カメラを動かしたいときは「\カメラ移動(X,Y,Z,移動時間(,加速度))」、
カメラを初期位置に戻したいときは「\カメラリセット(移動時間(,加速度))」、
と使います。演出を待ちたい場合は「カメラ移動」「カメラリセットw」を使います。
座標は絶対値指定です。画面中心がXYZ0、←へ移動したいときはXを-に、↓へ移動したいときはYを+に、近づきたいときはZを+にします。
私は演出中もメッセージウィンドウを表示していたいのでそうしていますが、非表示にしたい場合は「\CM.WA(,1)」の(,1)を削ってください。
加速度は省略可能です。デフォルトは3になってます。変えたい場合は「DEF5="3"」のところを変更してください。

他にもスプライトや立ち絵のモーションなどなど。全部マクロ化してしまえば入力がしやすい上にスクリプトもすっきりしていいことずくしです。
ぜひぜひ有効活用してくださいね。